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2010.06.06 (Sun)

ムーリードラゴンの最期

その日から一週間、悩みに悩んだ。

いかんせん金がない。

そして本当に大学入っちゃって言いワケ?!的な、
IKKO的な、オネェ的な、そんな奴等が
「いいワケ?!どうなワケ?!」と言っている。
ムーリードラゴンは相変わらず街を仕切っているし、
うーん、どうしよう。

っていうか、私、何言ってるんだろう。
ムーリードラゴンって、何?

ちなみに「ムーリー」はヒンディー語で「大根」って意味だし。

しかし、悩んでいても仕方がない。
24歳にもなって情けないが、親に頼み込んで借りるしかない。
どうしても勉強したい!
そう思った私は、入学を決意したのだった。
さらりと書いているけど、相当悩んだんです本当です。

そのときだった。
『兄貴!!!』
---なんだ?
背中に焼けるような痛みを感じ、顎を床に強打する。
---俺は倒れているのか?
『てめぇーーーー!!!』
---なんでこいつはこんなに怒っているんだ?
そうか、刺されたのか。
目の前で繰り広げられる抗争を、背中から流れる血の海の中で
見つめながら俺はゆっくりと意識の中に引きずり込まれていった。


で、まぁムーリードラゴンは街から姿を消して
ヤルキ・フェニックスの天下が始まったわけだけど、
・・・あれ?私何言ってんだろう。

そして、在学生でSALAに来てくれていたナオさんに
話を聞いてApplication Formを書き上げた。
パスポートのコピーが必要とのことで、
近くに唯一あるコピー機でコピーを試みるも、
停電で使えないその罠にかかって3日間通い続け、
ようやく薄いコピーを手に入れた。
の他必要な書類は、「高校の卒業証明書と成績証明書」
母に電話し、コピーを3部づつ送ってもらい、
書類が揃ったのは24日(土)だった。

今日、全ての手続きを完了しなければならない。
来週はもう5月なので、平日仕事をしている私は
この日しか時間がないのだ。

あと必要なものは入学金を振り込んだという証明、
その名も「ディマンド・ドラフト」

さぁ、大きな円を描いて右中間!
取るか!取るか!取るか!取るか!
超えたー!!!ディマンド・ドラフト達成です!!!
「どうですか、ディマンド・ドラフトを達成した感想は。」
「この為に頑張ってきたので…最高の気持ちです!」


みたいな事ではないです。

大学の中にある銀行、「バンク・オブ・バローダ」に朝イチで行って、
5060ルピーを振り込んで、3時間後にディマンド・ドラフトを受け取って、
全部の書類を合わせてInternational Centerに提出すれば手続きの完了である。

一発で銀行にたどり着けるわけもなく、
そこら辺にいる警察やらおっさんやらなにやらに道を聞きまくって
ようやく到着。
文字通り朝イチに行ったので、開いていなかった。
うーん、ドンマイ。

10時になり、銀行が開くと大勢の人が既に中にいる。
ちょっとだけ開いたドアの隙間から中に入り、
我先にと順番待ちをしていたのだ。
普通さ、オープンまでは外で待たない?あ、待たないか。
ここ、インドだったわ。

さーて、ディマンド・ドラフトはどうすればもらえるのかなー
なんて思いながら列に並んでみたものの、
私の後ろにもインド人がわらわら並び始め、
人数と比例して私のなかの不安は増大していった。

ここに並んでていいの?っていうか、え、どうすればいいの?
それでもたもたしてたら後ろのインド人に後ろ指さされちゃったら
わたし、どうすればいいの?
「これが本当の『うしろゆびさされ組』!」なんて言っても
絶対通じないでしょう。もう後ろに並ばないで並ばないで!
img_984321_23926429_1.jpeg

結局恐怖に打ち勝てず、自分の番が来る前に列を抜けた。
抜けたところで策はないけど、自分の番が来るのが恐ろしい。

もうこのカード使っちゃおう。チャッチャラーン!

「外国人だから許してカード」

説明しよう!
これは、従業員っぽい人に猫なで声で近づき、
なるべくカタコトで質問をし、
「分からなくってごめんだニャン☆」的な笑顔を浮かべるのだ!
すると相手は8割がた、
「あ、こいつアホだ」と思って結構色々片付けてくれるのだ!
結果的に私はほとんど何もしなくて済むのだ!

一番暇そうな人にこのカードを発動し、
59-17-josuke2.jpg
見事書類をゲット。
第一関門は突破した。

が。

どこに何を書けばいいのか分からない症候群を患っているため、
本当に見事に完全に何も書けなかった。
名前すらどこに書けばいいのか分からなかった。

仕方ないのでもう一度カードを発動し、
59-17-josuke2.jpg
欄を指差すと意味を教えてもらえる権利をゲットした。

人は一人では生きられない。

何とか書類を書き、お金を渡すと3時間後に来いと言われた。
3時間後は13時丁度。
昼飯でも食うか!と街に飛び出し、カレーを食べて水を飲んで
いざ出動。果たしてもらえるのか?!

「ディマンド・ドラフトできてますか?」
59-17-josuke2.jpg

すると、「あの女の人に聞いてみろ」と。
そして女性に再度質問すると、「まだ」とか「ありますよ」じゃなくて
こういわれた。




「あなた、生け花できる?」

できないし、それに関係ないと思いませんか?
できたらくれるんですか?
花を活けないと貰えないんですか?

でも、もし出来ないと言うと話が途切れてしまうし
気まずくなってしまうことを考慮し、
「い、いえ~す・・・」と言った。

結構困惑気味に言ったし、察してくれるだろうと
そんな甘い期待をしていたら、こんなことを言われた。




「ちょっと、ジェスチャーしてみてよ。」

こいつ、生け花をダンスかなんかと勘違いしてんでしょ。
なんだよ生け花のジェスチャーって。聞いたことねぇよ。

っていうか、いいから早くくれよ!!!

結局日本人だし無理とは言えず、
花を活けるっぽい仕草をしてみた。

従業員「・・・・・」

深雪「・・・・・」

そりゃそうだ。
こんなに気まずくなるなら最初から出来ないって言えばよかった。

たぶん私は何も悪くないだけど、
すごい罪悪感を胸に抱える結果となった。
なんか、こんな空気にしてごめんね、って。

そしてその女性がおもむろに引き出しから
ディマンド・ドラフトを取り出し、私に手渡してきた。

ちょちょちょちょちょっとまって。
できてたの?


まだ出来てないから、その時間つぶしに喋ってたんじゃなくて、
ただ単に純粋な興味で微妙なジェスチャーをさせてただけ?
小悪魔すぎて怖いよ。

そしてなんとかディマンド・ドラフトをゲット。
DSC09709.jpg

International Centerにこちらの書類を提出。
DSC09710.jpg

ようやく手続きが完了したのだった。

テーマ : インド - ジャンル : 海外情報

14:07  |  2010年インド_準備編  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

春巻き女さん、こんにちは!
とっても大変そうですね!いばらの道ですね!

まぁがんばって。
NUTZ-E |  2010年06月08日(火) 20:29 | URL 【コメント編集】

Re: タイトルなし

NUTZ-E >

いばらの道じゃねーよ!

…いや、どうだろう。
ちょっと調べとくわ。
深雪 |  2010年06月15日(火) 13:30 | URL 【コメント編集】

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